さくら会

法人概要

沿革概要

平成12年に多久市内12ヵ園から成る多久保育会から分離、独立。
社会福祉法人さくら会を発足して十数年が経ちます。
さくらんぼ保育園から始まった同法人はその保育の経験と学びを障害の分野に生かしたいとの思いから平成17年に知的障害者通所授産施設を立ち上げ障害福祉サービス事業に参入致しました。
その後平成22年に新体系に移行し、就労継続支援B型、生活介護に姿を変え、同年グループホーム・ケアホーム、児童デイサービスを新設いたしました。

現在同法人は
認可保育園さくらんぼ保育園(多久市西多久町板屋6519-1所在)
就労継続支援B型・生活介護 障害者支援センターSAKURA(佐賀市大和町久留間3176-1所在)
グループホーム・ケアホームCiente(佐賀市大和町久留間2368-1所在)
児童デイサービスあおぞら(佐賀市大和町久留間3176-1所在)
の5事業を展開しています。

経営理念~さくらんぼ保育園誕生前夜の物語より糸を紡いで~

当法人の前身は西多久町の正善寺境内より始まった女山保育園である。
「保育園」と聞いて思い浮かぶようないわゆる保育園らしい保育をしていた女山保育園、第二保育園であるあかつき保育園。
昭和40年代は両園共に園庭にあふれるほど園児がいたが、西多久町の過疎化にともない年々減少していった。

当時あかつき保育園園長角田隆宣(現さくら会理事長 さくらんぼ保育園園長)は過疎化にあおられ、経営的転換を迫られている現実と、そもそも子どもとはこんなものだろうかという積年の疑問の中で、たまたま斎藤公子氏のさくらさくらんぼ保育を、女山保育園園長(さくらんぼ保育園前主任。隆宣の妻。
以下敬意を込めてさくらんぼ保育園前主任と記す)と共に知った。
深い感銘を受けた二人は、特にさくらんぼ保育園前主任はこの保育をやってみたいと心の底から思い、保育方針は大きく転換されることとなった。

それから数年間、園長と前主任は二人三脚で埼玉県深谷市のさくら保育園、第二さくらんぼ保育園へと足繁く通い、さくらさくらんぼ保育を西多久町のあかつき保育園へ持ち込んだ。
急に朝から夕まで水遊び、泥遊びをして、何着も服を汚し、お遊戯会を辞めリズム運動をするようになった保育の理解を町の人から得るのは難しく、過疎化に加えて園児が町外の保育園へと流れていった。
2ヵ園あった保育園はあかつき保育園へ統廃合を余儀なくされた。それでも園長とさくらんぼ保育園前主任は信念を曲げずに貫き通した。
そして今。過疎の町であるにもかかわらず60名定員を超えて園児を集めている。

当法人の理念はここにある。
良いものは良いのであって、信念を持って誠心誠意、一生懸命にやりぬけば人が集まってくる。
私たちは園児の為、障害者の為、障害児の為、常に勉学に励み、実践を重ね、人の持っている底力を信じる。
どんな子でもどんな大人でも、私たちは死ぬまで発達する。この思いを信念してひとりひとりに寄り添いたいと思う。

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